約3年前に1人目の長男を32週、1705gで出産した後、退院するまでの1か月の話です。
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32週でのバタバタ出産の話はこちらから→
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32週での初産だったので、おっぱいは全く準備できていませんでしたが、
出産した日の午後には搾乳を始めました。
助産師さんが病室に来て、搾乳の仕方を教えてくれました。
まずは全く準備が出来ていないおっぱいをマッサージしながら搾乳します。
シリンジというものを使って、
すこーしずつ滲むように出てくる雫みたいなおっぱいを吸い取っていきます。
こんな風に搾乳するんだー!というのと、
出産すると、ちゃんとおっぱが出るようになるんだ!とびっくり。
最初は助産師さんが左右の胸をやってくれて5分ぐらいかけて1ml搾乳してくれました。
最初のおっぱいは赤ちゃんにとって、1mlでもとっても栄養があり、
早産したママからは、早産で産まれた子に必要な栄養が含まれているおっぱいがでるそう。
だから、ちょっとでもいいから赤ちゃんに届けるべきなんだって。
搾乳は3時間おきにおこなって、ナースステーションに預けて、NICUに行くときにまとめて持っていく、みたいな感じでした。
搾乳は最初は手でやってたのですが、やっぱり自分じゃ上手くできず、どんなにがんばっても0.5mlしかとれなかったり、、
手動の搾乳機を使ってみても全くでる気配がなかったり、、
もうこんなちょっとじゃ、届ける意味ないんじゃない?
もうこんなことしたくない。
毎日何回も自分の胸とにらめっこして、絞ってるのがなんとも情けなくて、
なんで、直接あげられないんだろう。
と、3日目ぐらいに夜中一人でメソメソしてました。。。
そんな時、ベテランな感じの看護師さんが見回りにきてくれて、
「大丈夫だよー。出なくなるのよー。焦らなくても平気だからー。」
って。
とても優しく話しかけてくれて、なんだか安心して看護師さんの前で泣いてしまったのを覚えています。
そのあと自動搾乳機を持ってきてくれて、
「出なくてもいいのよ。マッサージにもなるから、ちょっと使ってみない?」
「これ、買ったら高いのよ。入院してる間は何回使ってもタダだから、マッサージ機だと思って沢山使って。^ ^」
と貸してくれました。
そこから、気分が楽になったのか、
自動搾乳機のマッサージのお陰なのか、
少しずつ出るようになりました。
5日後にはシリンジを卒業して、
搾乳パックという袋に35mlも入れられるようになりました。
その後、長男より一足早く退院したのですが、
3時間ごとに搾乳しないと、おっぱいが張って痛い痛い、、これでもかというぐらい搾乳できるようになりました。
家では搾乳パックを冷凍して、面会のときにまとめて持って行ってました。
でも3週間もすると、、
また少しずつ出なくなってきました。
看護師さんに話すと、
「直接吸われないと、段々出にくくなるものなのよー。吸えるようになったら、また出るようになるから大丈夫だよー」とのこと。
吸われると女性ホルモン?が刺激されるらしいです。
当時は早く直接おっぱいをあげたいと毎日思っていましたが、
今思い出すとおっぱいと、にらめっこしていた毎日がいい思い出です。