切迫早産2人目ママブログ

長男を32週で早産、2人目は切迫早産で入院後に36週で出産。そんな2人の妊娠、出産、子育てのこと綴るブログ

そもそも切迫早産とは。原因、症状、治療について。

次男は妊娠28週で切迫早産と言われ、自宅安静で4週間、その後入院して4週間過ごしました。
切迫早産ってなにかをまとめてみました。

f:id:kan_mama:20180905010830p:plain

切迫早産とは??

「切迫早産」「切迫流産」と聞くと「早産」「流産」という言葉の方がインパクトが強いですが、「切迫」というのが付いているのと付いていないのだと大きく意味が違います。

●「切迫」とは

辞書で調べると「非常に差し迫ること」です。
なので、「切迫早産・流産」は赤ちゃんはお腹の中でまだ生きているけど、早産・流産の一歩手前ですよ。非常に危険な状態ですよ。ということになります。

●「切迫早産」「切迫流産」の違い

切迫早産と流産の違いは、妊娠の週数になります。
妊娠21週までは「切迫流産」となり、妊娠22~36週の間は「切迫早産」、妊娠37週からは「正期産」となります。

●切迫早産の状態

37週になる前に子宮収縮が頻繁に起こったり、子宮頸管長が短くなる、また子宮口が開いたり、破水して羊水が外に漏れている状態を指します。

●切迫早産の原因

なんで起こってしまうのでしょう。それには色々な原因が考えられます。

・細菌感染による子宮収縮や破水
・妊娠高血圧症候群
・子宮頸管無力症、子宮筋腫や子宮奇形など子宮の病気
・ママの精神的なストレスや疲労
・双子以上の多胎妊娠
・羊水過多、羊水過少

●切迫早産の症状

・お腹の張り
横になって休んでも治まらなかったり、下腹部に痛みを感じるなど切迫早産になる可能性が高いです。1時間に1回以上強い張りがある場合は、要注意です。
私の場合、切迫早産と言われる1週間前は帰宅中などに歩くのが辛いほど下腹部が痛くなることがありました。

・出血
出血といっても大丈夫な場合と切迫早産になる場合がありますが、出血を少しでもしたら早めに医師に相談がよいです。
私も23週ぐらいで一度出血しました。量はそんなに多くなく、おりものシートに赤くじわっと色つくぐらいでしたが、心配だったので診察してもらいました。特に問題なく、子宮が大きくなる時にたまに出血する場合があって、それだろうということでした。

・破水
破水は胎児や羊水を包んでいる膜が破れ、羊水が外に漏れることを指します。
少量の場合と大量の場合があり、少量の場合は尿もれと勘違いすることもあるようです。
尿もれとの違いは、「水のようにサラサラ、いきなまくても漏れる、無色、無臭」が特長です。
破水した場合は、動くたびに羊水がでてしまう可能性があるので、すぐに横になり動かないようにして病院の指示に従ってください。

・子宮頸管の長さ
子宮頸管とは、子宮腔と膣をつなぐ部分で通常は4㎝ほどあるものです。
そこが短くなってくると赤ちゃんが下がってきてしまっているということで、切迫早産となります。
私の通っていた病院では、3㎝未満で自宅安静、2.5㎝未満で入院という基準でした。この基準は病院によって違うようです。

・子宮口の開き
通常陣痛がくるまでは閉じていて、陣痛がくると徐々に開いていき、出産する時には10㎝ほど開きます。
それが早くに開いてしまっている場合、赤ちゃんが出やすくなってるということで、切迫早産となります。

●切迫早産の治療

切迫早産で特効薬のようなものはなく、大切なことは安静することです。
張りが多い場合には、張り止めの薬が処方されます。感染症の場合、抗生物質の投与や膣内洗浄などの治療も行います。
また、入院になった場合は張り止めの点滴での治療になることが多いようです。
どの治療でも状態を良くするのではなく、現状を維持して37週まで持たせる目的の治療がほとんどのようです。